Kiss(キス) 10 月号 パーフェクトワールド、21話 感想
※ネタバレ注意です※
松本まで長沢さんが来てから1ヶ月経ち、つぐみは介護の講習を受けたりし始めたようですね。
そしてつぐみは、長沢さんが鮎川と付き合っていると誤解したまま、講習を受けているんですね・・・。
お父さんに鮎川と別れたことをさらっと伝えましたが、鮎川への想いはまだ吹っ切れてはいないのではないか、と思ってしまいました。
もちろん今は是枝と付き合っているワケですけれど、お父さんへ答えた時の表情や、今回話の後半で鮎川の話題が出てきた時の表情からそう思ってしまいました。
さて、介護の講習の中で出会った楓さんと圭吾さんのふたりの話に、つぐみがとても影響受けていることがよく分かりました。
楓さんに鮎川との話をした時に、まだつぐみの中に鮎川が占めている部分が大きいんだとも思いました。
しかし、つぐみが羨ましくまぶしく思う楓さんと圭吾さんの事情も、とても苦しいものでしたね・・・。
楓さんが圭吾さんに対して考えていることは、良く理解できる気がしました。
自分がいつか、しかも早いうちに死ぬことが分かっていて、それをどうすればいいのか。
自分の為に夢をあきらめるようなことになるのに、ならば自分の死んだ後に彼はどうなるのか、と考えてしまうのは、良く分かると思いましたし、そしてそれに対してつぐみが別れないでほしいと言ってしまったのも分かる気がしました。
つぐみは彼女たちに自分の理想を重ねてしまったのかもしれませんね。
確かに、いろいろと考えてしまう楓さんに、圭吾さんは頑固かもしれないけれど、その頑固さで安心を与えているのかもしれないと思いました。
そして彼らが結婚して家を建てようと考えている資料の中から、鮎川の出ている新聞記事が出てきた時、きっとつぐみは嬉しかったと思います。
鮎川と楓さん達の間に入ったりするのでしょうか??
次回がどんな話に繋がるのか、とても楽しみです!