デザート 10月号 おはよう、いばら姫、第18話 感想
※ネタバレ注意です※
合流したお父さんの顔が怖すぎですね・・・ ^_^;
駅でつかまったという千尋もちょっと怒られちゃったでしょうか?
でも涼が怒ってるのは蚊帳の外にしてる哲とお父さんという・・・。
置いてけぼりにされていることに腹を立てるのは当たり前のことですが、涼の怒りがあまりに強いのは、実は涼が誰よりも家族のことを好きだという証かもしれませんね。
普段はあまり素直じゃない分、必死な姿がステキだと思いましたし、「オタンコナス!!!」という罵倒はカワイイと思ってしまいました(笑)
志津にとっても、とてもインパクトのある言葉だったみたいですね(笑)
哲が志津のことをお父さんに説明する時、心の病気という風にしか表現できないことが歯痒く思ってしまうのですけど、哲の本気を感じ取って理解を示してくれたことは本当に嬉しかったです。
ステキなお父さんですね。
志津のこれからのことは、帰って早苗さんと皆で話をしてから・・・ということになりましたが、お父さんが同席してくれたら心強いかもしれません。
しかしお父さん、お母さんとはかけおちだったため、あまり強く言えない面もあるみたいですね?^_^;
もしかしたら、おじいちゃんがいない場でこの話をしてたら、お父さんの反応もちょっと違ったかもなぁと思いました。
でもおじいちゃんにとって、本題は孫のこと、娘のことなんですよね・・・。
ここでお父さんはようやく哲がたくさんのバイトをしていたこと、サッカーを辞めたいたことを知りましたが、全てお母さんのためだけではなく、身を削って働くお父さんのためでもあるという、哲の気持ちに心打たれます。
前回を読んだ時、哲はおじいちゃんの意思に理解を示し、お母さんを送り出す決意をしているのではないか、と思いました。
自分が稼いだお金でその後も治療を続けよう、ではなく、おじいちゃんにお金を返したということは、そういうことではないかと・・・。
しかしそうではなくて、お父さんの、人にお金を借りているという心苦しさを取り除いてあげたかったのでしょうか。
おじいちゃんにきちんとお金を返したうえで、自分も働いて力になれることをお父さんに証明して、そしてお母さんも諦めない。
正直哲の頑張りは、一人で背負いすぎで、むしろ悲しく感じました・・・。
おじいちゃんが「歪んだ献身」と表現したのも、何だか納得してしまいました。
しかし、そこで立ち上がった志津にハッとさせられます。
「大好きだから助けたいって・・・!がんばることは、変ですか・・・っ!?」
一人で背負いすぎだとか歪んだ献身だとか、そんな一方的な言葉で哲のがんばりを認めないのは、なんて無神経で勝手なことなのだろう、と反省しました・・・。
第一声が「おじいさんのおたんこなす!!!」だったことには少し笑ってしまいましたけど、志津の急成長におどろきますね!
お父さんはいろいろショックなことが重なりましたが、家族みんな本当のことを分かち合って、これからの方がもっといい方向に進んでいくのではないでしょうか。
今にしてみれば、哲もお父さんも隠しごとが多すぎましたよね。
おじいちゃんの気持ちも志津の言葉で変化していましたし、みんなで本音をぶつけられてよかったんだろうなぁと思います。
哲のお母さんが亡くなっても、私の体を使えば会える、と言う志津には相変わらずなところがあるなぁとは思いましたが、哲に怒られた後の反応を見ると、以前とはまるで別人です!
こんなに感情が表情に出る志津は初めてではないでしょうか!?!
それが千尋に笑われてしまうほど、「すごい顔!」なのは仕方ないですね(笑)
とはいえ、志津の変化におどろきと感動を覚えずにはいられません・・・!
おじいちゃんに怒ったこともそうですが、哲に「・・・バカ!!!」と言われたことをショックに思うのも、それだけ感情が豊かになってる証拠ですよね。
また、哲への恋愛感情も芽生えてるのではないかな?とも感じました。
この後どうなるのか、次回が待ち遠しいです。志津の更なる変化が楽しみで仕方ありません!!!