デザート 7月号 おはよう、いばら姫、第16話 感想
※ネタバレ注意です※
いきなり解雇という展開になり・・・辛いですね・・・。
何も知らなかった哲のお父さんにも、そろそろ説明しなくていけないのかなぁと思ったのですが、それは出来そうにないかなぁ・・・。
志津のお父さんに連れて行かれる時の志津が哲を見る目は、やはり何か言いたそうでしたね。
金に目のくらんだ人間が――――
とにかく哲の心を苦しめるのは否定しきれないお父さんの言葉。
何というか、このお父さんは人を追いつめるのが上手い?ですよね・・・。
お母さんの怯えた顔が痛々しいです T_T。 お父さんは哲を悪者にすることで、同時にお母さんの意思を潰してる気がします。 勝手に志津を入院させることを決めてるし、お母さんを出張先に連れていこうとするし、二人を引き離そうとしてるのでしょうか? お父さんなりにお母さんには愛情を持っているようではありますが・・・、その分余計に志津を邪魔者扱いするのかもしれないと思いました・・・。
偶然とはいえ哲のお母さんの病室で、志津のお母さんと哲が話せたのはよかったですよね。
志津のことを病気だと思っているお母さんの苦しみが、痛いほど伝わって来ました・・・。
怖くて志津から逃げ出してしまったこと、それはとても志津が傷ついたことだと思いますが、今お母さんがそのことを後悔しているのならまだ間に合うはずです。
お母さん自身が志津とちゃんと向き合えば――――
お金を使って哲に丸投げするのが間違ってるんですよね、きっと。
でも今回で、哲の言葉によって気づいてくれたのではないでしょうか・・・?
哲が志津と一緒にいることを「迷惑なんかじゃなかったんです――――」と言っていて、ぐっときました。
お母さんが、志津に対してそう言ってくれる人ができて嬉しいと感じてくれているといいんですけどね・・・。
千尋に協力してもらって屋敷に忍び込んでどうするのか・・・とはらはらな展開になってドキドキしっぱなしでした!
哲も千尋も、かっこいいなぁと思います。
志津は再会した時、哲に笑いかけてくれましたけど、やっぱり辛い感情があったってことですよね。
哲がお金をもらってたから優しくしてくれたと思い、傷つくこと。
それをよかっただなんて言うのは本当におかしいと思いますが、でも傷つく心があったことに、志津の変化を感じました。
哲は志津を外に連れ出し、逃げることを選択したようですが、一体どうなるのか――――
とにかく見逃せない展開が続きますね・・・!
哲は志津に「あなたが好きだから」と伝えましたが、それは志津に伝わっているかなぁ、ということも気になります。
しかし、志津にとって涙を流すほど傷ついたのは、相手が哲だったからだと思います。
ふつうに両想いになって、ふつうに笑い合う日はくるのかなぁ・・・。
勇者だとかヒーローだとか、そんなこと考えなくていい日々が早く二人に訪れて欲しいです。
そして、車の事故で眠り続けるようになったという哲のお母さんに、いい報告ができるようになってほしいと願わずにはいられません。