Kiss(キス) 2 月号 東京タラレバ娘、17話 感想
※ネタバレ注意です※
前回3人がケンカしたところで終わってしまったのを引きずって、倫子さんが落ち込んでいるところから今回はスタートです。
事務所でマミちゃんに相談してるところにKEY君も来てしまい、3人の喧嘩が知られるところになってしまいましたが、
彼は別に参考になる意見をくれるわけでもなく、やはり落ち込んだままの倫子さん。
ひとりで考えこんでしまっています・・・。
倫子さんが落ち込んでいる時に考えている、東京に出てきて今までの間に、体に不安が染み込んでしまって重い、という言葉から彼女の悲しみがすごく伝わってくるような気がしました。
ケンカの時は確かに気持ちが重いのも良く分かりますが、東京にいる間に不安が染み込んだなんて、本当に切ないです。
楽しい思い出だってたくさんあるはずなのに、ひとりでいるとそんな不安で重くなるのでしょうか。
これが、彼氏がいないからとかではなく、彼女が友達を大事にしているから故の寂しさのせいだとも思ったのですが、
一方で彼女が友達に依存している、ということもあるかもしれませんね。
さて、その倫子さんの大切な友達の小雪さんが、商店街の福引きで箱根一泊旅行を当て、不倫相手の丸井さんと行くことに。
しかし当日にドタキャンをくらい、小雪さんは香さんと倫子さんを呼び出します。
3人組のもうひとり、香さんも元カレの涼からコロコロをプレゼントされ、これは髪の毛掃除して帰ってと笑顔で言われているのと同じですから、心が荒れまくっていたのでしょう、その呼び出しに即対応です。
香さんのこの、付き合っていないけれどよく呼びだされて、買い物も食事も連れて行ってくれるけれど、本命彼女は別にいるという状況、本当に良くないと思うんです。
それでピアス確認しといてね、とか、髪の毛コロコロで掃除してね、とか、涼って人はこんなに自分勝手なのに、それに目をつぶってしまっている香さんが、ちょっと可哀想だと思ってしまいます。
もちろん香さんもよく分かっているんでしょうけど。
小雪さんからの呼び出しは、仲直りしたかった倫子さんにはきっとわたりに船だったと思います。
結果的に仲直りできましたが、3人とも幸せになっての仲直りではないあたりが悲しいですね。
3人で傷を舐め合っているとタラレバは言いますが、確かにこの関係が楽で、不幸自慢している時は安心するのかもしれません。
しかし同時に、この輪から誰か出られることはないのだろうかと心配にもなりますね。
本当に次回が気になります!
ちなみに、毎回本編の後にあるタラレBarという、タラレバによる相談コーナーが面白いのでオススメです。
相談内容に対する返しが本当に面白いので、ぜひ合わせて読んでほしいです!