熱愛プリンス お兄ちゃんはキミが好き、2巻 感想
※ネタバレ注意です※
宙(おおぞら)出版から10/1に発売された『熱愛プリンス-お兄ちゃんはキミが好き』2巻を紹介します。
親の再婚から二ヶ月たち、何故か再婚相手の子ども・次男梓(まつりにとって兄)に告白され戸惑うまつりでしたが、さらに引越し前に住んでいた場所に行くことになり、そこでまつりに待ち受けていたのは本当のお兄ちゃんのように慕っていた昴流でした。
三兄弟のアイドル・Terzetto(テルツェット)でも一杯一杯だったのに、トップアイドル・PRISM(プリズム)の王子様昴流と知り合いだったまつりに波乱が待ち受けているのです。
幼馴染みがいつの間にかトップアイドルになっていて自分の知っているすばる兄とのギャップに戸惑うまつり。
その上、世間では仲が良いと思われていたTerzettoとPRISMの微妙な空気感にも戸惑いが生じるのです。
翌日学校に登校してきたまつりでしたが、もはや学校でも安息出来る場所はなくなります。
何故なら、急にまつりが通う学校に昴流が現れたのです。
迎えにきたと言う昴流はそのまままつりを連れ、自宅へと向かいます。
何故自分に構うのか疑問なまつりは素直にその事を昴流に伝えるけど、きょとんとした昴流は次の瞬間笑顔でまつりは変わってない、オレの知ってる昔のまつりだ・・・と嬉しそうに話します。
初対面の時もまつりは昴流に同じことを呆れ顔ですばるくんって・・・みんなの王子様なのになんで私にかまうの?、と言っていたのです。
昴流の笑顔で、昔の彼も気さくで飾らなくてだから誰からも好かれていた事を思い出します。
いつも、みんなの期待や勝手な理想に律儀に応える優しい彼は、気を抜くのがちょっと下手くそだから、
それをいつもお疲れ様と言って甘えさせてあげるのがまつりの役割だったことを、大好きなお兄ちゃんを支えていた事を思い出したまつりは
あんなにも遠かった昴流が自分の大好きだったお兄ちゃんと同じなのだと実感します。
まつりを連れ出した昴流の元に現れた人物はいったい誰なのか。
まつりは自分の思いに気付くのか。
思いの先にいるのは誰なんでしょう。
他兄弟もまつりに迫りますが、さて上手くいくのでしょうか・・・?