Kiss(キス) 12 月号 月と指先の間、2話 感想
※ネタバレ注意です※
ネームができないー!と泣いているアン先生のところで、ジョルジョが困っている所から今回はスタートです!
そのあと、ジョルジョから、コマさえ割ってあれば漫画!という心に響く魔法の言葉をもらい、一気にネームが進んだアン先生は、人気作家ばかりのお食事会へ。
そこで、55歳に見えない若さの話から、ギャラの話まで、いろいろとぶっちゃけて話しています。
マネージャーはいないけど、税理士さんと弁護士さんはついているとか、ギャラの交渉の話とか。
一緒にご飯を食べていた先生方も、ギャラの交渉の話はびっくりだったようです。
というかこのお話は、漫画家さん達の現実がわかって本当に面白い!
世の中には漫画家が主人公の漫画もいっぱいありますが、それにしても少女漫画家の、しかも何十年と一線で働いてきた人のプライベートと現実が分かるお話、今までになかったと思います。
原稿料などの本当の細かい数字は出てはきませんが、これどこまで本当なのだろうと(きっとケッコウ本当なんでしょうが)、気になってしまいます。
さてそんなお食事会の後、アン先生は自分の作品が映像化されていないことが気になり、悶々とします。
お食事会に来ていた先生方は、作品が何かしらメディア化されているのに、アン先生の作品にはそれがまだないのです。
ただ、アン先生は自分の作品を映像化したい、というだけではなくて、もっと自分の作品を読んでもらう為にはどうすればいいのか、それにはメディア戦略が必要なのではないか、と考えていたみたいです。
映像化によって、自分の作品を読んでいなかった人が読んでくれるようになって、読者層を広げたい、とどん欲にもっと自分の作品を知ってもらいたいと願っているんです。
こんなに真面目に、自分の作品を見つめられるのってすごい、と単純に感動してしまいました。
そのメディア戦略の為に、アン先生は漫画専門のエージェントや出版社のライツ事業部の人と会ったりしますが、あまりいい感触は得られませんでした。
そんな中、エレベーターで一緒になったのは、あの苦手な編集長。
その編集長から、昔担当だったころの締切直前のアン先生の姿に驚いた話から、先日のパーティーの時のスピーチに勘当したという話をされ、アレ、アン先生の心にスキマが??
そして編集長を呼び止めてしまったアン先生!
スーパームーンの夜に編集長を呼び止めて、どうなる次号!
続きが気になります!