デザート 12月号 おはよう、いばら姫、第10話 感想
※ネタバレ注意です※
今回はどっぷり哲の過去話でしたね!
小さい頃の哲は、結構ガキ大将だったな~ そこにちょっと驚いた後に、千尋が結構暗い子だったことに驚きました。今も昔も。
落ち着いてる子だなとは思っていたけど、秀才タイプの器用な子だと思ってたら人間関係が苦手な暗い子でした。
子供の頃からずっと笑いかけてくれてきた哲に救われていた部分が大きいから、今の哲をすごく気にするんですね。
ただ、哲はお母さんに千尋と友達になるように、というお願いに従っていたみたい?
千尋のお母さんは大人しい息子を心配して哲のお母さんに頼んだのでしょうね。
そのことをひっそりと知ってしまった千尋は悲しかっただろうと想像できますが・・・。
志津に会いに来たのは、やっぱり哲にサッカー部に戻って欲しいから協力してほしいと言いたかったみたい。
今度の日曜、県大会の1回戦、3年は最後の大会・・・、千尋はちょっと焦ってるんだろうなあ。
だけど今の志津は中がカナト。
カナトはそれよりも「「友達」ではない」と言った千尋の言葉を気にしましたね。
「・・・あいつにとっては、俺は子分とかそんな感じだから」
まあそう宣言してましたもんね(笑)
確かに活発な哲に振り回されていたのでしょう。
「サッカーも遊びも主導権は全部あっち、こっちの意見なんて聞きやしないし、おせっかいで、強がり」
そんな風に文句も言ってもカナトはお見通しだったみたいで
「・・・なーんだスネてるだけかあ」と!
普通に鋭い子ですよね、カナトは。
ただ千尋はスネてる以上に心配してるんです。
小4の時からお母さんが入院していたと・・・、家事も小さい妹達の面倒ずっとがんばっていて、中学で部活はあまり練習も出来なかったと・・・。
哲がリフティングが上手いのは、ただ家でできる練習はそれしかなかったってことの表れなんですね。
努力の証に違いはないのだから誇ってもいいと思う。
だけど、それだけではサッカーが上手いとは言えない・・・。
厳しめの中学時代の部活は試合には出れず、半ば強制で辞めることになってしまったようです・・・。
ショックですよね。ちょっと自暴自棄になってしまったのだと思います。
1度だけ妹たちの夕食の準備を放棄してしまって・・・。
家に帰ると見よう見まねで料理をしようとしていた妹たちが大失敗して大泣き・・・。
この出来事で哲は必要以上に兄としての自覚が芽生えて、しっかりしなくちゃと思ったでしょうね。
でもサッカーは止めなかった。
試合に出るチャンスがあるかもと、高校はゆるめのサッカー部へ。
どんだけ好きなんだよ!と泣きそうになります。
部のやる気を率先して上げて・・・、サッカーが好きで好きで仕方ないということがすごくよく分かりました。
なのに2年の夏休み明け、哲は部を急に退部したと・・・。
なぜなのかが分からないから千尋は納得できないんですよね。
千尋の作戦通り、他人事と思えないと泣いて「絶対テツのこと連れてくから!!!」と約束するカナトですが、どうなることやら・・・。
今度は千尋が疑問に思っていたことを尋ねた様ですね。
「よりによって、あいつがアンタのそばにいるっていうのは・・・」
カナトも怒ってますが、よりによってって言葉は気になります。
あとね、言ってほしくなかった一言を伝えちゃうんですよね。
「アンタと哲はどういう関係なんだ?ちなみにあいつは・・・「仕事」だって言ってた」
うーん・・・
交換日記でカナトの出来事を知った志津。
千尋に手を貸すかどうかは志津が決めなさい、と。これは忍さんですね。
悩む志津にアドバイスしてくれるのはみれいさん!
みれいさんだって志津のこと、すごく応援しているということが分かります。
最後に哲に「お話があります――・・・!」と言った志津。
なんて言葉をかけるのか、とても気になります!
志津に新しい感情が芽生えてきているので、とても楽しみです。
今回は千尋の視点から見た哲を知って、哲は本当に努力家で真っすぐで、とても責任感の強い子だと思いました。
最後間近になって登場する哲が今までよりかっこよく見えて仕方ないです!