3月のライオン、11巻 感想
※ネタバレ注意です※
羽海野チカ先生の大人気将棋漫画11巻です!
川本家に実の父親・誠二郎が突然帰ってきて、自分勝手で都合の良いことを言い出したので、零は全力で戦うことを決めました。
分が悪くなった誠二郎が「お前は部外者じゃないか」と問いただしたところ、零はひなたに突然のプロポーズをしたのです。
この漫画のラブは非常にゆっくりで、このまま誰ともくっつかないのかな~と諦めていたところに突然のプロポーズ!
動揺を隠せませんでした。
プロポーズされたひなたがどう出るのかが注目でしたが・・・
やっぱり「あんなストーリーをでっちあげてくれてありがとう。零ちゃん大好き!」と天然っぷり大炸裂で零の告白は流されてしまいました。
私は将棋漫画というよりは、心に傷を持った少年が愛を知って仲間を知って大人になってゆく成長物語だと思って読んでいるので、今後ともラブ方面で話が発展することを望んでいるのですが、しばらくは無理そうですね。
そしてついに、誠二郎との最終決着がつきます。
誠二郎が再婚相手との娘を連れてきて「お前たちの妹だ。どうかモモと同じように可愛がってくれないか」と懇願してきます。
さすが、本当にずるい手を使ってきます・・・!
妹だ、と言いつつモモより年上の子を連れてくるんですから、どれだけあかりさんも腹が立ったことでしょう・・・。
勝手に捨てて、勝手に戻ってきて、自分勝手にもほどがあります!
そんな誠二郎を撃退したのは、なんとひなたでした。
「私とおねえちゃんが二人で決めた」と、あかりの負担を和らげるような言い方をして、本当に優しい子です。
ますます好きになりました。
娘二人に完全に拒絶された誠二郎は、その後二度と現れないそうです。
羽海野先生の作品にはたまにこういう悪役キャラが出てきますが(他人がイラつく言葉を意識的に投げかけてへらへらしてる系)、
誠二郎は本当に苦手なキャラでした。
正直・・・、いなくなってちょっとスッキリ!な気持ちで次巻に続きます。
12巻の発売が楽しみです!