Melody(メロディ) 10 月号 花よりも花の如く、69話 感想
※ネタバレ注意です※
さて今回やっと、シオちゃんのお遍路の旅が結願して終了します。
そして葉月さんと連絡がとれない憲人はかなり落ち込んでいます。
夫婦別居をスクープされて怒っている藤井君の、ストレス発散の為というかで二人でカラオケに行っている間に、葉月さんから電話がかかってきていましたが出られず、またすれ違いになってしまいます。
この電話は、きっと実はシオちゃんのお遍路のゴールに智哉のお母さんと一緒に立ち会ってくる、という電話だったんじゃないかと思うのですが、どちらにしても連絡をとれなかったのは携帯電話を携帯していなかった憲人が悪いので、しょうがないですね。
そんな憲人も、岡山での仕事に合わせて後泊まりして、シオちゃんのお遍路につきあうことにします。
シオちゃんは歩いている間に何を考えているの?という憲人からの質問に、宿のことや天気のことなど、考えないといけないことはいろいろあって、考えたくないことを考えずにすむ、と返事をします。
そしてまた、今までの自分をきちんと終わらせたかった、と言っている彼女。
シオちゃんが考えたくなかったこと、でもきっと考えながらずっと歩いてきたことを考えると、彼女の中がいろいろ整理されただろうことも思いますし、その上で智哉への様々な気持ちを終わらせたかったんだろうか、と考えてしまいますね。
一方憲人は、シオちゃんと一緒にほぼ登山(彼はハイキングくらいに考えていたんじゃないかしら)を進めていくうちに、けもの道、遍路道を自分の進んできた人生の道と重ね合わせたようで、シオちゃんを励ますつもりが自分を見つめなおす機会になったようです。
でも、登山ってそういうところがあると思います。
もちろん登山じゃないから、余計憲人も歩きながら考えを深めたんじゃないでしょうか。
そしてとうとう88番の札所へ。
そこには葉月さんと智哉のお母さんが待っていました。
最後のお札を智哉のお母さんに渡したシオちゃん、智哉の劇団の頃の写真を代わりにもらって、彼女の気持ちにもケリがついて、ちゃんと終わらせることが出来たようでした。
一方憲人と葉月さんは、ちょっとした誤解が解けて、仲直りできたみたいです。
さてシオちゃんは、最後に高野山へお参りに向かったみたいで、まだ旅は続けているようですね。
桜が咲き始めていることもあって、今までのお遍路とは違う旅になっているのではないでしょうか。
シオちゃんのお遍路が終わったことで、さて次回からはどんな展開に進むでしょうか。
ちょっと藤井くんの夫婦のことも気になりますが、憲人の道成寺の披キの話でしょうか。
次回も楽しみです!