※ネタバレ注意です※
ピースオブケイクが実写映画化されるということで、番外編が発売されました。
内容は、
•あかり編
•めばち娘編
•志乃、京志郎編
あかり編は、京志郎の元を去ったあかりが再び京志郎の前に現れるところから。
すごく大事なところですね。
わたしは志乃派なので、ここであかりが京志郎に会いに来たのは複雑な気持ち・・・。
これが原因で志乃と京志郎は別れましたから。
でも、この番外編であかりの京志郎のもとを去ってから、京志郎に会いに行ってからの気持ちが良くわかり、あかりも好きになりました。
本編ではあまりあかりの気持ちがわかるわけではなかったので、 あかりがどんな風に京志郎が好きだったのかがわかって良かったです。
京志郎があかりの元に通っていたときの事や、志乃と別れたあとの事が知れたのもたまりませんでした。
あかり編のラスト、あかりがやっと前に進んだことが嬉しく思えました。
結局、京志郎とは出会うべくして出会い、別れるべくして別れたんだと思いました。
そして、めばち娘編。
劇団めばち娘の看板女優、銀子誕生から、千葉との関係がわかる話。
これぞ、ジョージ朝倉ワールド!って感じの話ですね。
千葉さん、決してかっこ良くないし、むしろふとっちょさんでおかしい人だけど、なぜかかっこいい。
銀子との関係性にキュンキュンしてしまう。
ふとっちょさんでメガネなのに、本当にかっこいい!
銀子に、「お前は俺の専属女優になれ!」というところと、新しくできた台本を破り捨てるところ、本当に惚れます。
銀子が惚れるのもわかります!
それでも、恋人同士になってめでたしめでたしではないのが、ジョージ朝倉漫画なんですよね〜。
この、絶妙な関係性が大好きです。
最後は、志乃、京志郎編。
本当に嬉しかった。
本編では、別れてから中々再会せず、やっと再開したらわやわやと喧嘩して、たやすいことよね〜と子供と一緒に笑う2人がいるラストでした。
正直、消化不良。
志乃と京志郎大好きな人間からすると、物足りない。
そんな中での再会してからの2人の話。
正直、実写化は歓迎できなかったけれど、実写化のおかげで志乃と京志郎のその後が読めたので実写化万々歳です。
そんな志乃と京志郎の話。
もう、本当にキュンキュンです。
クワズイモ目線の話ですが、京志郎の志乃との再会までの気持ちと、再会してからうまくいかないときの気持ち、そして、最後に気持ちを伝えるところ、本当に大好き!
庭にあるクワズイモを志乃に見せるシーンは何回読んでも泣けます。
あかりのことがこれからも付いてまわる。
だけど、2人で笑っていくんだろう。
信じましょう。たやすい事よね。たやすい事よ。
そうして、信じた未来がちゃんとあって本当に良かった。
まだ、志乃と京志郎の話が読みたりないけれど、志乃と京志郎がまた2人で笑っているのが見れて本当に良かったです!