※ネタバレ注意です※
木絵に別れを切り出された光正は、自宅に戻って母・由布子が木絵に会って話したことが原因だと知り、木絵との交際に口出しをしないよう、母へ強く言い放ちます。
幼い頃から素直で自分の期待に応えてくれていた光正の怒りは、由布子にとってショックなものでした。
一方、光正・茂子・和正の3兄妹は、光正と木絵の交際を認めるよう母を説得するために、祖母アンに協力を仰ぎます。
木絵をアンに合わせる当日、アンは中々到着しません。
アンを探すために席を立った光正が見つけたのは、木影で笑い転げるアン。
アンは、木絵の心の中の妄想がバカバカしすぎて大笑いしてしまったのでした。
そうして、木絵に会ったアンは由布子の説得を約束します。
説得に乗り出したアンに、警戒する由布子。
しかし由布子は、アンと話すうちに、木絵を高台家の嫁として恥ずかしくないレディに育てるという困難そうな道にやりがいを見出し、やる気になります。
光正の嫁として認める代わりに日替わりでレッスンを組まれた木絵は大奮闘。
そんな中、他家の嫁候補と木絵を比べて張り合おうとする由布子は、出かけた先で他家の嫁候補の裏の顔を知り、表裏のない木絵に好感を持ち始めます。
その後、アンの語りで由布子と父マサオの馴れ初めエピソードへ突入します。
アン曰く「たいていの人より空気がよめない」マサオと、由布子との付き合いは、長年の友達期間を経て、マサオを手に入れようと画策した後輩・弥生の件をきっかけに進展したのです。
現在に戻って、パーティで由布子と光正に出会った弥生は、娘を光正の嫁に…と再度高台家に目をつけますが、由布子は「婚約者がいる」ときっぱりと断ります。
ラストは、残業の光正にカレーを届ける木絵。
木絵の逞しい妄想力に、疲れていた光正は癒され、木絵に出会えたことを改めて幸せに感じるのでした。
今巻も木絵の妄想が面白くて吹き出してしまいました。
やはり今回も、電車やカフェなど公共の機関で読むのには注意が必要です(≧▽≦)